ハッピーハロウィン!
朝霧が立ち込める森。
わざわさこんな時間にこんな人が立ち入ることない深い場所まで来たのは季節の外れに当たる薬草を取るためだ。
探している薬草は6月に咲く花なのだが、気温のズレがある森の奥では秋になる今頃でも咲くことがある。
愛馬のヴァルキリーから降り、日向に群集する草花に目を向ける。
ない。
ここにもない。
俺はずんずん奥へ進む。
そろそろ森の心中部だ。太陽がもう上まで来ている。ここまで来て無ければ奥へ行くのはやめて引き換えそう。 夜の森は危険だ。
その時だ、ヴァルキリーが耳をそばだてた。そして茂みの向こうに顔を向ける。
「んだぁ?ヴァルキリー、そっちになんかあんのかぁ?」
しばらくヴァルキリーの好きなように進ませていると馴染みのある匂いがした。
「…血だな。なんか生き物がいんのか?……お、おい、ヴァルキリー!」
ヴァルキリーは俺の指示を無視してその方向へと進む。
誘い込まれてるようだ。
木々が生い茂げ、暗く湿った視界が急に開けた。
太陽の光が柔らかく降り注ぎ、新鮮な風が通り抜け、草花がさわさわとそよぐ。すぐ傍らに小さな川が流れている。魚がはねた。
「あれは………」
痩せた白馬が横たわっている。
いや、白馬じゃあねぇ、コイツは…。
「やぁ、人間」
馬の胴から上が人だ。
ヤバいのに会った。
ユニコーンタウルスのジョニィくん。
続きあるんですけど、7割しか書けてないです。
完成したらまた後でアップしますね!
あ、乳首ピアス消すの忘れた。